[ネタバレなし]
悲しみという名の怒りは、愛があることで生まれてしまう。
予告編を観た時から気になっていた「スリー・ビルボード」を観てきた。すでに数々の賞を受賞とのこと。それも納得の作品だった。
田舎町の誰も気にもとめない3枚の看板。そこに新しく掲げられた内容で揺れ動く田舎町の人々。レイプされて焼かれ殺された娘を想う、母の悲しみと怒りの物語。
悲しみとイコールのような怒りは、子を、家族を、愛しているからこそ生まれると思う。怒りや憎しみは伝染して広まってしまうもの。悲しみと怒りへの向き合い方は、人の生き様を映すものだなぁと思う。
人の考え方や生き方を、心から知ることは本当に難しい。分かった気になっても、本当のところは本人しか分からなかったりもする。(本人も分からなかったりすることもある)
良い映画は登場する人物たちの人生を味わえるものだ。喜怒哀楽を体感させてくれる。
スリー・ビルボード / Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/